〜やりたい仕事がなくても大丈夫。自分に合った働き方は「探せる」〜
「自分に向いている仕事がわからない」
「やりたい仕事なんてない」
「結局、何からはじめればいいのかわからない」
こうした悩みを抱える人は、本当に多いです。
実際、ぼく自身も同じ悩みを抱え、20代の頃は短期離職を繰り返した経験があります。
SNSを見ると、成功している人のキラキラした部分ばかりが目につき、
自分だけが遅れているように感じてしまう…。
いざ転職しようとしても、「何から始めればいいのか」わからなくなる…。
そんな方、多いのではないでしょうか?
でも、安心してください。
やりたい仕事がないのは“普通”のこと
やりたい仕事がないのは“あなただけ”ではありません。
むしろ、多くの人が陥るごく自然な悩みです。
なぜなら、ほとんどの人は
「自己理解」と「仕事理解」が不足しているだけ
だからです。
この記事では、
- 向いている仕事が見つからない人に共通するポイント
- 年間700回以上の相談実績がある現役キャリアコーチの視点から
- 【適職を見つけるための5つのステップ】
を、わかりやすく解説していきます。
向いている仕事がわからない人に共通する2つのこと
① 自己理解ができていない
「何に不満を感じているのか」
「何を大切にしたいのか」
「どんな性格・強み・弱みがあるのか」
これらが整理できていないため、
“どうしたいのか”の方向性が見えていない状態です。
② 仕事理解が甘い
- 仕事の具体的な業務内容
- 求められる能力
- 活躍しやすいタイプ
- ビジネスモデル
こうした“仕事の構造”を知らないまま、
職業名のイメージだけで判断してしまい、
ミスマッチが起きているのです。
そもそも「適職」とは何か?
多くの人は、
- 好きなこと
- 興味があること
- やりたいこと
- 給与条件
- 働き方
で適職を選ぼうとします。
しかし、実際の適職はこれらだけでは判断できません。
適職とは「好きかどうかに関係なく、自然に集中し続けられる仕事」
科学的にも、仕事の向き不向きは
“興味”よりも“特性”や“性格”に影響されます。
特に、以下の3つが揃うと「向いている仕事」と言えます。
1. 能力的に適性がある
努力しなくてもある程度できてしまう領域。
(例:手先の器用さ、数字の処理、共感力、アイデア力など)
2. 長時間集中して作業ができる
好きかどうかではなく、気づいたら続けているもの。
3. 苦労せず優れた成果を出せる
自分は当たり前だと思っているけど、周囲からは「すごい」と言われる部分。
つまり適職は、
「才能 × 集中力 × 生産性」の掛け合わせで決まる
これらを分析する機会は、義務教育にも専門学校や大学にも組み込まれていません。
だから、多くの人が“自分に合った仕事を知らないまま働いている”のです。
適職を見つける5つのステップ
STEP1:現状の満足度を知る(不満・不安・違和感の整理)
「何を変えたいのか」これがわからないまま自己分析をしても、
方向性は曖昧なままです。
世の中の情報では 「まず自己分析をしよう」「過去を振り返ろう」
というものが多いですが、
その前にまずやるべきことは “現状の棚卸し” です。
満足度チェック項目
以下を10点満点で評価し、その理由を言語化してみましょう。
- 仕事内容
- 人間関係
- 働き方(労働時間・裁量・勤務地)
- 給与・将来性
- 会社の価値観と自分の価値観の一致度
- 成長実感
- スキルへの不安
- 心身の負担
「なぜ不満なのか?」「どこに違和感があるのか?」
これを深掘りすることで、“どう変えたいか”が見えてきます。
STEP2:自己理解(価値観・得意・興味・性格)を深める
STEP1でズレが見えたら、
次は“自分の内側”を整理する段階です。
自己理解で見るポイント
- 価値観(何を大切にしたいか)
- 得意なこと(苦労せずできること)
- 興味(心が惹かれるテーマ)
- 性格・特性(どんな働き方と相性が良いか)
自己理解の目的は「やりたい仕事を決めること」ではなく、
「どうしていきたいか」のコンパスをつくること。
ここが明確になると、迷いが減り、
“自分軸”で判断できるようになります。
STEP3:仕事理解(業界・職種の構造を知る)
自己理解が進んだら、次は“外の世界”を整理します。
職業名で判断するのではなく、
仕事の構造(ビジネスモデル)を理解することが最重要。
例えばこんな構造感覚が大切
- 営業 → “信頼構築力”が求められる
- 事務 → “正確性・コツコツ力”が武器
- マーケティング → “分析・仮説・検証”が得意な人が活躍
- 接客 → “感情理解・気配り・共感力”が重要
こうした構造を知ることで、
自分との相性が自然と見えてくるようになります。
STEP4:整理して方向性を決める(Will–Can–Must)
ここで初めて「進む方向」が言語化できます。
使うのは
Will–Can–Mustのフレームワーク。
「Will(やりたいこと)」、「Can(できること)」、「Must(すべきこと)」
この3つの要素を整理し、3つが重なる部分が、最も満足度の高く
理想的な活動領域だと考えられています。
このフレームワークを使うことで、自分の進むべき道が明確になり、
具体的な計画を立てやすくなります。
Will(やりたいこと・興味・価値観)
理想の働き方、どう生きたいか。
Can(できること・性格・強み)
自然にできること、成果が出やすいこと。
Must(社会・市場のニーズ)
- 求人が多い領域
- 将来性
- 需要の高いスキル
この3つが重なるところこそが、
あなたの「適職の候補」になります。
STEP5:始めやすいことから行動する
方向性が見えても、行動しなければ何も変わりません。
ただし大切なのは、 “小さく始めること”。
小さな一歩の例
- 1日5分だけ求人を見る
- 気になる業界を1つだけ深掘り
- 説明会に1つ参加する
- 条件検索だけしてみる
- 副業や短期講座で小さく試す
頭の中だけで
「これは違うかも…」「難しそう…」
と判断するのではなく、
行動して初めて本当の感覚がわかります。
行動してみて初めて、「意外と楽しい」「これは違う」が見える。
適職の精度は“動きながら高まる”のです。
行動 → 体験 → 実感 という流れが
次のモチベーションにもつながります。
まとめ:適職は「探す」のではなく「設計」していくもの
やりたいことがないのは、
自己理解と仕事理解が不足しているだけ。
だから焦る必要はありません。
✔ 現状を知り
✔ 自分を深く理解し
✔ 仕事の構造を知り
✔ 方向性を整理し
✔ 小さく行動する
この流れを踏めば、確実に
あなたの適職は自然と浮かび上がってきます。
そして何より大切なのは——
適職は努力して“探す”ものではなく、
あなた自身の特性をもとに“設計”していくもの。
この記事が、あなたが前に進む一歩になることを願っています。
コメントを残す